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2018/02/21

沖縄高校野球の球春到来。春季大会の組み合わせが決まる。

沖縄の高校野球の球春を告げる第65回沖縄県高等学校野球春季大会の組み合わせ抽選会が2月20日、北中城村立中央公民館で行われ、64校63チーム(1チームは南部商業と南部工業の合同チーム)が頂点を目指し3月21日から熱戦の火蓋が落とされる。

 

午後2時から始まった式典では初めに県高野連副会長の岩崎勝久氏が「今年の夏の選手権は第100回大会を迎えます。それに向けた重要なシーズンがこの春の大会から始まります」と開会を宣言。そして県高野連会長の上原昇氏は「苦しい冬場の練習を乗り越え気力体力を充実させた中で3月の対外試合の解禁を今か今かと待ち望んでいることでしょう。選手みなさんの躍動する姿が県民に春の季節の到来を思い起こさせます。是非、秋の大会を上回る成績を残せられるよう期待しています」と、会長挨拶を行った。



昨年の秋季大会で優勝の沖縄尚学、準優勝の興南、ベスト4の石川と沖縄水産の4チームがシード校となった今回の春の大会。組み合わせ抽選会の結果、好カードが目白押しとなった。まずひときわ会場がどよめいたのが、第2シードの興南が昨年の県春季大会準優勝で九州大会ベスト4に入った美里工業との対戦が決まった瞬間であった。甲子園出場の経験があり今大会の優勝候補同士の一戦は一回戦屈指の好カードとなった。宮城大弥、藤木琉悠の両左腕ら豊富な投手陣を擁する興南に対し、県内屈指の打線を誇る美里工業が相手をどのように研究し臨むか。そして興南・我喜屋優監督と美里工業・神谷嘉宗監督の名将対決も必見となるだろう。また秋の大会ベスト8の具志川商業はその大会の3回戦で相対した未来沖縄と初戦を戦う。その時は3対2で具志川商業が勝ったが、近年頭角を現してきている未来沖縄にとってリベンジマッチを制するか否か注目だ。

ブロック別で見てみると、沖縄尚学のブロックには秋の大会ベスト8の中部商業と沖縄工業、ベスト16の那覇と知念、そして一年生中央大会ベスト4の那覇商業が混在する。145キロ左腕・知念大成と、1年生で主砲を担う水谷留佳を擁し秋の大会で10年ぶり7度目の優勝を飾った沖縄尚学にとっては強敵揃いのブロックとなったが、一年生中央大会も含め、今シーズン3つ目の優勝をかけて春に挑む。

一方石川のブロックには、今年1月の野球部対抗競技大会で2年振りの優勝を飾り、秋の大会ベスト8の糸満を始め、ベスト16の読谷、美来工科、北山が顔をそろえ、また強打者・田村愛翔が率いる宮古も怖い存在だ。

そして、2016年の秋から上原忠監督が指揮を執る沖縄水産も優勝候補に数えられている。昨年の秋季大会では一年生が主体のチームであったが宜野座、美来工科、沖縄工業らを下し準決勝に進出。興南に敗れ久々の九州大会出場はならなかったが、確実に力をつけてきている古豪の復活に高校野球ファンも待ち望んでいることだろう。中学時代から頭角を現していた一年生エースの上原一帆の快投にも期待したい。

抽選会のあとに行われた今大会の選手宣誓の抽選では、秋の大会に続き宜野湾がクジを引き当て、國仲祐太主将が大役を担うこととなった。「監督が『くじが入っている袋がふくらんでいるものが当たりの確率が高い』とおっしゃっていたんですが、ほとんどの袋がそうだったので迷った挙句引いたら当りでした。選手宣誓はチーム全員からアドバイスをもらいながら作りたいです」。(國仲主将)

 

なお今大会はタイブレーク制度が採用される。12回の終了時点で同点の場合、13回からはノーアウト1・2塁からスタート。15回を終了し決着がつかない場合は、決着がつくまでそのまま試合を続行させることとなる。ただし決勝はタイブレーク制度は採用せず、最大延長15回までで、決着がつかない場合は翌日以降に再試合となる。(再試合ではタイブレーク制度を採用)



大会の優勝校は、4月21日から福岡県で開催される第142回九州地区高等学校野球大会への出場権を得るほか、上位3校は5月19日と20日に行われる沖縄・熊本交流強化試合に参加する。またベスト4に入ったチームは5月26日と27日、昨年秋の明治神宮大会を制した明徳義塾(高知)との招待試合に臨む。このように夏の大会直前に全国レベルのチームと対戦ができる権利を多く得られるだけに、沖縄の春大会は熾烈を極めるだろう。

開会式は3月21日(水)、北谷公園野球場で午前9時から行われ、真和志対中部商業戦を皮切りに3位決定戦を含む全63試合が開催。日程通りに進めば4月3日(火)に同球場で決勝戦が行われる。

(文・写真)仲本兼進

1978 年生まれ。琉球放送(RBCi ラジオ)に11 年間勤務し、音楽・健康情報・報道などの番組制作を担当。2003 年にサッカーFC 琉球の応援番組の制作を機にスポーツ取材に力を入れ、バスケットボールや高校野球などに密着。その経験から2013 年にフリーのライターとして活動。現在は執筆のほかラジオ番組の制作・出演、スポーツ実況、WEBディレクターとしての顔を持つ。



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