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2018/02/14

アラフォー世代が中心となって色々な対戦を見せた「ゆいまーるファイト Vol.2」

アラフォーの格闘技大会、ゆいまーるファイトが2月4日(日)宜野湾市体育館で行われた。この大会がどういうものなのかは、先日執筆したコラム(https://ryukyu-sports.okinawa/column/1952/)を参照して頂きたい。この日は21もの試合が行われた。今回は女子同士の戦いや世代闘争、外国人選手との戦いなどが行われ、多くの観客を盛り上げた。

大会開始前に挨拶をする佐喜眞淳 宜野湾市長

この大会では勝利者へのプレゼンターとしてスポンサーだけでなく、開催場所の宜野湾市長をはじめ、近隣市町の議員も訪れ、試合開始前には佐喜眞淳 宜野湾市長から「この先も大会を続けて欲しい」と大会の将来性にエールを送った。

 



佐喜眞淳 宜野湾市長(右)へ寄付目録を贈呈する宜保安孝豊見城市議(左)

大会の主旨の1つでもある地域貢献の一環として、収益金の一部がNPO法人宜野湾市身体障がい者福祉協会、沖縄県青年団連絡協議会、普天間未来基金、中学生短期留学支援事業、普天間1区青年会(順不同)へと寄付された。

NPO法人宜野湾市身体障がい者福祉協会 理事長・奥間朝彬氏(左)に寄付金贈呈を行う宜野湾市議会議員・知念秀明氏(右)

今年は女子対決、日米対抗戦も

女子対決は指宿選手(右)が気迫で勝利

前半に組み込まれた女子対決では、ミコ選手が入場時に歌いながらの入場で華やかさをもたらした。試合は、一進一退となり、両者とも疲労限界の中、「負けてたまるもんかー!」と叫び気合で踏ん張った指宿選手が勝利をもぎとった。

7試合行われた日米対抗戦では日本人の1勝6敗となった。6試合の日本人選手はアラフォー世代なのだが、対する外国人はみな20代前半の選手。彼らは若さというよりも筋肉のバネの凄さが目立った。だが、アラフォーの選手たちの気力はそれに並び立ち、気迫で押し込んだ。リングを降りれば礼儀正しい外国人選手達は、その気迫に押されていたのか、リング上で必要以上に興奮し、パフォーマンスをして、目の前の敵から逃げないように自らを奮い立たせているようだった。

互いに精根と礼儀を尽くした戦い

この試合カウンタークロスが多かった中、右ストレートを決めるKC選手(右)

 

日米対抗戦の中で、ベストバウトだったのが第16試合のKC選手 vs 牛 BULL選手の試合だ。どっちが日本人かわからない名前だが、KC選手が花城空手道場出身の選手だ。KC選手は沖縄を代表する選手で、他大会でも素晴らしい試合を繰り広げられている。見た目は強面で入場も威圧感のある派手な入場だが、試合では礼儀正しく、気迫を前面に出す。この試合でも体格的に少し大きな対戦相手に対し、手を休めない。スリップなどでダウンしてブレイク(一時停止)となると、再開と同時にKC選手は間髪入れず仕掛けるが、牛 BULL選手は手を合わせようとしていた。それに気づいたKC選手は申し訳ないとばかりに、手を合わせてクリーンに試合再開する。これがこの試合で3度ほど起こったものだから、両者の人の良さがより伝わってくる。

試合は不意のダウンを屈してしまったKC選手が僅差で判定負けてしまうのだが、2人とも最後までスタミナ切れの中、懸命に手足を出した。試合が終わると2人しかわからない空気の中、お互いを讃え抱き合った。この2人は大会終了後にも家族を交えて写真に収まるなど素晴らしい人格者で、ぜひ再戦を見たい。

大会のテーマたるアラフォーの戦いも負けていない

52会のがんまらーまぁくん選手(左)のローキックがダメージを蓄積させる

この大会のメインはアラフォー選手である。その対決で最も素晴らしかったのが、第19試合に行われた 52会のがんまらーまぁくん選手 vs ゴメス・ムーツー選手の試合だった。

試合開始しばらくはおどけて観客を楽しませる52会のがんまらーまぁくん選手は、入場から戦闘モードの気合を見せるゴメス・ムーツー選手の攻撃をいなすが、次第に「やろうぜ!」というコンタクトを取ったかのように、実力者同士の攻防に変化していく。ゴメス・ムーツー選手の右ストレートと52会のがんまらーまぁくん選手の足技の攻防は見どころ十分だったが、2度のダウンを奪ったゴメス・ムーツー選手が勝利し、目の肥えた観客を沸かせた。

カウンター気味の右フックでゴメス・ムーツー選手(右)が最初のダウンを奪う

この日の選手たちも大幅に減量して挑んだ選手もいたし、去年の第1回大会を観て自分も出場したいと練習を重ねてリングに登った選手もいた。勝利者インタビューでは、仲間に指導者に、家族に、亡き恩人への感謝の言葉で溢れた。

当日配られたパンフレットには「次回大会 出場選手大募集 2019年3月開催予定」の文字があった。リングに上がることで見えてくる世界もあるかもしれない。興味のある方は、格闘技ジムに見学に行くのもいいのではないか。

(文・写真) 屋良尚平  

1973年生まれ 那覇市出身 東京でスポーツ新聞社に15年勤務した後、沖縄に戻り那覇市内でスポーツバーを4年経営。閉店後はフリースポーツライター・カメラマンとして県内スポーツの活性化を目指す。そのかたわら、システムコンサルタントとしてシステム構築や導入のアドバイスを行う



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