沖縄県内のスポーツ情報をいち早くお届けする情報配信サイト!!

2018/01/30

日本ハンドボールリーグ所属4チームで県内初ウィンターキャンプ

4チームが合同で練習を行った

琉球コラソンは、日本ハンドボールリーグ所属の3チーム、豊田合成、大同特殊鋼、湧永製薬とともに1月22日~25日に浦添市民体育館において、ウィンターキャンプを行った。

通常、ハンドボールの日本リーグは8月から翌年3月までだが、今年の1月はアジア選手権による代表戦もあってリーグが中断している。リーグが始まる前の昨年7月頃に県事業の一環としてコラソンから、リーグ所属の8チームにウィンターキャンプの提案を持ちかけた。急な提案だったこともあり、全チーム参加とはいかなかったが、3チームが参加した。5、6年前の同時期に福井で行っていたことはあったが、場所を変えて沖縄での合同キャンプ復活となった。「この寒い時期に暖かい沖縄で練習ができることはメリットの1つだ」と参加チームは歓迎した。2月からリーグ再開となり、対戦を残す相手との合宿ではあるものの、それ以上のメリットが大きいという。



充実したスケジュールが組まれた

・同じリーグの同じ力量の相手と練習ができる

・普段試合に出せない選手を試しに使えることと、選手たちの底上げを行うことで選手層を厚くすることができ、弱点強化も図れる

・他チームの選手やコーチ・監督との情報や技術交換を行うことができる

・代表選手を多く抱える大崎電気やトヨタ車体の選手は高いレベルで試合をしてきて、リーグに戻ってくるが、残った選手は試合勘が鈍る可能性があったので、このレベルで練習試合を多くできるのはいい

 

各チームからは「メリットしかない」と参加チームにとって成功といえるキャンプとなったようだ。

運営側としての今後の課題

リーグ戦さながらの試合が連日繰り広げられた

一方、今後への期待も高まった。

日本ハンドボール協会から審判を派遣してもらい、プレーを通して判定基準を選手と話し合いたいとの要望があった。ハンドではプレースピードの速さから、試合中に判定について審判と話すことは現時点では少ない。選手・審判が納得する判定で試合が行われることで、試合に集中できるようになる。また、沖縄の審判と交流を持つことで、沖縄の審判のレベルも上がるとの声もあった。

 

キャンプのサポートスタッフには、コラソンの怪我人やコラソンに縁のある人がサポートしたものの十分とはいえなかった。幸い大きな怪我はなかったが、合宿中に不慮の事故が起きた際の救護体制も整えたい。

 

今回の開催は平日昼間に組み込まれており、学生や社会人が気軽に見学できる時間ではなかった。体育館確保の調整などはあるが、練習を夕方か夜に合わせられればよかった。コラソン以外のチームからも「ハンドボール普及のためにも、是非見学してもらい、できるならハンドボール教室的な感じで触れ合いたかった」とハンドボール界への恩返しを望んでいた。

来年はカップ戦を企画している

来年、コラソンは同時期に沖縄でのカップ戦を企画している。今回は急だったこともあり、4チームでの合宿となったが、全チーム集まって練習ができたらいい、との声もあった。カップ戦となるとリーグ戦とはまた違った面白さが期待できる。今年参加した3チームに来年度の参加を尋ねると、即答で「もちろん」との答えが返って来た。期待度は高い。いずれコラソンや日本ハンドボール協会から発表があることを期待する。

コラソンにとっての収穫

水野監督から今キャンプで一番の期待をかけられた中川智規選手

コラソンの水野監督にこの合宿を振り返ってもらい、最も目立った選手を挙げてもらった。「中川選手(背番号3)ですね。トライアウトの時から際立っていた体幹の強さは、他チームからも『あんな選手いたのか?』と言われた。攻撃が課題の現在のチームにおいて、当たり負けしないのは強み。相手DFと競り合っても負けないので、スペースを作ることもできる。まだ課題はあるが、やれることもわかった」。コラソンにとってもこのキャンプは収穫だったようだ。

 

コラソンはリーグ戦残り5試合のうち、ホーム戦を3戦控えている。昨年10月22日の白星から引き分け1試合を含んで10試合勝利から遠ざかっている。プレーオフ進出は逃してしまったが、チームは前を向いている。「残り試合、特にホーム戦は全て白星で飾って、4月に沖縄県初開催となる東アジアハンドボールクラブ選手権(19~22日、県立武道館)へ弾みをつけたい」(水野監督)とのことで、レベルの高い他国のチームとの戦いを楽しみにしている。まずはホーム戦、ファミリアの声援で後押しして弾みをつけてもらうために、会場へ足を運んで選手にハッパをかけて欲しい。

 

 

【琉球コラソン2017-2018 残りホーム戦】

2/12(月・祝)湧永戦(県立武道館、14時開始)

2/17(土)トヨタ自動車東日本戦(豊見城市民体育館、14時開始)

3/4(日)大崎電気戦(県立武道館、15時半開始)

 

 

(文・写真) 屋良尚平

1973年生まれ 那覇市出身 東京でスポーツ新聞社に15年勤務した後、沖縄に戻り那覇市内でスポーツバーを4年経営。閉店後はフリースポーツライター・カメラマンとして県内スポーツの活性化を目指す。そのかたわら、システムコンサルタントとしてシステム構築や導入のアドバイスを行う。

 



PAGE TOP